ノーマルマップとは?初心者向けにわかりやすく解説!

こんにちは!おしんちゃんです!

今日は3Dモデリングやテクスチャ作成でよく耳にする “ノーマルマップ” についてお話しします。

まよちゃん

ノーマルマップって名前は聞いたことあるけど、正直よくわからない…

そんな方でも、この記事を読めば基本がバッチリ理解できるようになりますよ!

目次

ノーマルマップとは?

ノーマルマップとは、3Dモデルに凹凸感を与えるための特殊なテクスチャのことです。

法線マップとも呼ばれたりします。

見た目は紫や青が基調になったカラフルな画像ですが、この画像がモデルの表面に「光の反射」をシミュレートしてくれるんです。

簡単に言うと、ノーマルマップを使えば、実際には平らな面でも、あたかも細かいディテールや凹凸があるように見せられるというわけですね。


ノーマルマップの役割

なぜノーマルマップが必要なのでしょうか?それは、3Dモデルをリアルに見せつつ、軽量化するためです。

実際のモデルに凹凸を作る場合

たとえば、レンガの壁をモデリングしたいとします。すべてのレンガの凹凸を立体的に作ると、モデルの頂点数(ポリゴン数)が膨大になり、動作が重くなります。

ノーマルマップを使う場合

ノーマルマップを使えば、モデル自体は平らなままでも、レンガの凹凸をリアルに見せられます。これにより、軽いデータでリアルな見た目を実現できるんです。


ノーマルマップはどうやって作られるの?

ノーマルマップは、主に以下の2つの方法で作られます。

1. 高解像度モデルから作成

まず、細かいディテールを持つ高解像度の3Dモデルを作ります。その後、低解像度のモデルにノーマルマップを焼き込む(ベイクする)ことで、凹凸情報をテクスチャとして保存します。

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2. 外部ソフトや画像から作成

専用のツールや画像編集ソフトを使って、写真や画像からノーマルマップを生成する方法もあります。たとえば、無料のソフト「CrazyBump」や「Materialize」を使えば、簡単に作れます。


Blenderでノーマルマップを設定する方法

実際にBlenderでノーマルマップを適用する方法もご紹介します。

  1. ノーマルマップの用意 事前にノーマルマップ画像を用意してください(自作でもダウンロードでもOK)。
  2. マテリアル設定画面を開く モデルを選択し、[シェーダーエディター] を開きます。
  3. ノーマルマップを追加 ノードに以下を追加してください:
    • 画像テクスチャノード: ノーマルマップ画像を指定。
    • ノーマルマップノード: 画像テクスチャノードとモデルのシェーダーを接続。
  4. 強さを調整 ノーマルマップノード内の “強さ” を調整して、効果の強さを設定します。

ノーマルマップを使うときの注意点

  • 適切な画像を使う ノーマルマップ専用の画像は、通常のテクスチャ画像とは異なるので注意してください。
  • UV展開が必要 モデルにノーマルマップを適用するには、UV展開が必須です。UV展開が正確でないと、ノーマルマップが正しく表示されません。
  • スケールに注意 ノーマルマップの強さを高くしすぎると、リアルさが失われることがあります。自然に見えるよう微調整しましょう。

ノーマルマップでモデルをもっと魅力的に!

ノーマルマップは、Blenderでリアルな3Dモデルを作成する上で欠かせない技術です。初心者のうちはちょっと難しく感じるかもしれませんが、一度理解すれば作品のクオリティがぐっと上がります。

それでは、Blenderライフを楽しんでくださいね!

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