

ChatGPTでテクスチャを作れるって本当?



本当だよ。
結論から言うと「十分なレベルのテクスチャを簡単に作成できる」と言っても差し支えなかった。
3Dモデリングをしていると、「テクスチャの入手」に困るシーンはありませんか?
いちいち探すのもめんどくさいし、簡単に作れたらいいなーって思いますよね。
今回は巷で噂になっているBlender×ChatGPT活用の中の「画像作成」を実際に検証してみました。
果たしてどんな画像を生成してくれるのか、やっていきましょう。
使用環境
- Blender 4.2.11 LTS
- 日本語インターフェース
- ChatGPT:GPT-4o(画像生成機能ありのプラン)
- 使用目的:PBRマテリアル用のシームレスなテクスチャ生成
木目



Blenderで使用するための、シームレスな木目テクスチャ画像を生成してください。上下左右で継ぎ目が出ないようにしてください。解像度は1024×1024ピクセル。リアルなフローリング風で、自然な木の色合い・木目模様を含めてください。
さらにノーマルマップとラフネスマップを作成して。



画像を作成しました











え…?普通にいい感じだぞ?





拡大してみたけど、ちゃんとシームレスだ!
え!?これは普通に驚き!
いやいや、他のだとどうだろう。
まだ騙されないぞ!
地面



Blenderで使用するためのシームレスな地面テクスチャ画像を生成してください。上下左右に継ぎ目が出ないようにしてください。解像度は2048×2048ピクセル。土の地面に少し雑草が生えている(10%以下)自然な風景で、リアルな質感を持たせてください。



画像を作成しました











悪くはない、って感じかな。
それっぽくは見えるし、ズレもほとんどない。
葉っぱ



Blenderで使用するためのリアルな葉っぱのテクスチャ画像を1枚描いてください。背景は透明または白にして、真上から見た自然な角度で、光沢感や葉脈のディテールが分かるようにしてください。形状は自然な広がりがある単体の葉っぱでお願いします。



画像を作成しました











ローポリ用の木のモデルとかこれで簡単に作れそう。
思ったよりやべぇな。
布地



Blenderで使用するためのシームレスなタオル地のテクスチャ画像を生成してください。上下左右に継ぎ目が出ないようにしてください。解像度は2048×2048ピクセル。白いタオル生地で、ふんわりした質感や細かいパイル(ループ状の繊維)がリアルに表現されているものを希望します。



画像を作成しました











これはタオル感少ないな。微妙。
でもちゃんとモデリングしたものだったら見えるのかも
チェック模様



Blenderで使用するためのシームレスなチェック柄の布地テクスチャ画像を生成してください。上下左右に継ぎ目が出ないようにしてください。解像度は2048×2048ピクセル。女子高生の制服スカートに使われるようなチェック柄で、色は緑・青・赤の3色をベースに、織物風の質感をリアルに表現してください。



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うん。悪くない。
なんかムラムラする絵柄ですね(個人の感想です)
コンクリート



Blenderで使用するためのシームレスなコンクリートテクスチャ画像を生成してください。上下左右に継ぎ目が出ないようにしてください。解像度は2048×2048ピクセル。少し劣化したコンクリートの表面で、適度に自然なひび割れ(クラック)が入っており、リアルな質感や凹凸感が感じられるようにしてください。



画像を作成しました











これは予測通り、いい感じ。
なるほどね。こういうのがChatGPTは得意なんだ。
金属



Blenderで使用するためのシームレスなステンレス金属テクスチャ画像を生成してください。上下左右に継ぎ目が出ないようにしてください。解像度は2048×2048ピクセル。自然なヘアライン仕上げ(縦方向の細かい線)が見えるようにしてください。リアルな金属感と光の反射を意識した質感で、傷や汚れは少なく、工業製品の表面のようなシンプルで清潔感のある仕上がりにしてください。



画像を作成しました











想定通りというか、期待通りというか。
いろんな金属も簡単に作れそう。
アスファルト



Blenderで使用するためのシームレスなアスファルトテクスチャ画像を生成してください。上下左右に継ぎ目が出ないようにしてください。解像度は2048×2048ピクセル。黒や濃いグレーをベースに、小さな白や灰色の石が混ざった粗い質感が特徴的に見えるようにしてください。道路舗装のようなリアルなアスファルトで、やや乾いた状態、使用感のある自然な凹凸を再現してください。



画像を作成しました











いいね。これも期待通り!
レンガ



Blenderで使用するためのシームレスなレンガ壁のテクスチャ画像を生成してください。上下左右に継ぎ目が出ないようにしてください。解像度は2048×2048ピクセル。少し劣化したレンガの壁で、色ムラや欠け、表面のすり減りなどが自然に表現されていると嬉しいです。レンガの配置は一般的な横長の積み方(馬踏み目地)で、モルタルとの境界もリアルに再現してください。



画像を作成しました











これ全部、一種類作るのに5分かかってないんですよ。
画像とノーマルとラフネスはそれぞれ生成してますが、
座標のずれもほとんどない。いやびっくり。
普通に今後使いますわ。
まとめ|AIとBlender、思った以上に相性よし!
いかがだったでしょうか?
今回は「ChatGPT×Blender」でテクスチャ作成がどこまで実用として使えるのか、実際に試してみました。
結果としては「想像以上に使える」という手ごたえです。
しかもシームレス・高解像度・ノーマル、ラフネスマップ付きという、かなり実践向きの素材が手に入りました。
正直なところ、今後は僕も素材探しより生成の方が効率がいいと感じています。
「他にどんな質感が作れるのか?」という興味がわいてきました。
ぜひあなたも、ChatGPTにテクスチャ作りを手伝ってもらって
Blederライフをもっと自由に、もっと楽しくしてみてくださいね!